決して一括りにはできない頭痛の数々
【一次性頭痛に疑われる症状】
頭の両側をギューッと締め付けられるような痛み、重苦しい鈍痛
目の前にギザギザした光が見えたり、目が見えにくくなったりする
頭痛薬がだんだんと効かなくなってきた、薬を飲む回数が増えてきた
強い頭痛に襲われたらすぐに受診が必要!
【二次性頭痛の種類と症状】
くも膜下出血
今までに経験したことがないような頭痛(強い痛みから、軽い痛みまで様々)吐き気、嘔吐、意識消失を伴うこともある
脳腫瘍
徐々に強くなる頭痛、朝方に強い頭痛、手足のマヒやしびれ、けいれん発作、女性であれば無月経など
脳出血
突然強くなるような頭痛、手足のマヒやしびれ、ろれつがまわらくなる、視野の一部が見えにくいなど
髄膜炎
後頭部、首のうしろの痛み、高熱やけいれん発作を伴う
慢性硬膜下血腫
頭をぶつけ、時間がたってからの頭痛、高齢者の場合は頭痛に気付かず、物忘れの悪化や手足のマヒで気付くこともある
その他、50歳以降に初めておこった頭痛にも注意して下さい。
【検査】
- MRI、MRAまたはCT
- 頸椎レントゲン
- 血液検査(炎症反応などを調べます)
などを組み合わせて調べます。
一次性頭痛
一次性頭痛の種類はコチラ
「緊張型頭痛」 頭痛の中で一番多いタイプで、頭痛全体の60%程度とも言われています。
【特徴】
頭痛の痛み方
・頭の両側か頭全体、後頭部が痛む
・頭の両側をギューッと締め付けられるような痛み
・なんとなく重苦しいような鈍痛
頻度
・上記のような痛みが、よい時とわるい時を繰り返しながら何日、何ヶ月か続く
頭痛以外の症状
吐き気はあっても実際に吐くことは少なく、ふわふわしためまいを伴うこともあります。
治療
筋肉の緊張をとる治療と痛みの治療が中心となります。痛みに適した鎮痛薬を使用し、筋肉をほぐすような薬を使うこともあります。また理学療法で筋肉をほぐす治療も有効です。